2022年 初釜

1月8日、先生宅で「初釜」が行われました。

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初釜の花と言えば「椿」が一般的ですが

今年は花屋さんに予約したものの、入荷が無くて

松と白梅とセンリョウで正月らしく活けたと。

この花器「相国寺」の瓦で作ったやつだそうです。

何か力強さを感じて素敵でした。

 

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棚は及台子(きゅうだいす)

茶道を習われた方はわかると思いますが

座り火箸、立ち火箸といって、道具の扱いがあるやつです。

 

初釜の時は、いつも先生が流れるような

お点前を見せてくれます。

時候の挨拶などの後、

 

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炭点前です。

下火の周りに新しい炭を足していくのですが

これにも色々な決まりがあり、

 

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ただ入れただけでは、炭がまったく熾らなかったりするので

それも考えながら、なおかつ景色を作るのです。

先生は迷いがないので、スイスイ入れていましたよ。

 

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そのあと、お菓子が運ばれてきて。

もし、どこかの茶会でこんな器が運ばれてきたら

一番下の箱を少しずらし(上三段を持ち上げる感じで)、

菓子の数を確認し、黒文字をその数だけ入れて

回してくださいね。

 

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これは1つでしたから黒文字も1本。

勿論、懐紙の上に乗せてから召し上がってくださいね。

 

 

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濃茶をいただきました。

初釜の時は、内側が金箔や銀箔の茶碗を使用するので

飲み口を清める時にも細心の注意が必要です。

 

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昨年はコロナ自粛コロナ自粛で、昼食も中止。

今年は復活しました。

お酒(ノンアルですけれど)が振舞われます。

 

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先生の心のこもったお料理。

煮物椀はゆり根を裏ごしして、ジャガイモなどを

つなぎにして油で揚げた、ゆり根饅頭とでもいうのかな。

美味しかったです。

 

 

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少し休憩して席を改め、

この干菓子をいただきながら

 

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今度は弟子が毎年交替で薄茶を点てます。

 

 

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この日は凄く冷え込んだ日だったけれど

茶室は暖かく、楽しい時間を過ごすことが出来ましたよ。

 

 

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