悪い方へと考える

 昨日の夜、雨が降り出し、
 明日は少し涼しくなるかと期待していたけれど
 朝から蒸し暑かった。


 ナナはあれから吐いてはいないようだ。
 でもすぐ私の手のひらの中に入ってくる。

   呼吸が弱いように感じる
   体が軽く感じる
   なかなか起きない




 りんは面白くない
 たまに手のひらに突進してきて
 ナナがびっくりして逃げる。
 そしてしばらくすると、ナナがりんにカキカキしてあげている。

 それを見て、なんかいつもより長くない?
 ナナがいつもより念入りにしてあげている気がして
 変なことを妄想してしまって。


 食欲もある。
 糞もいつもよりは小さいけれど、ちゃんとしたもの。
 困るのが「生涯現役」を貫くナナ、
 何度かスリスリを阻止したり。
 とにかく午前中は、ほぼ手の中に。



 急に動き出したかと思うと
 「遊ぼう、遊ぼう攻撃」
 蒸し暑いので、団扇を持って扇ぎながら遊ばせる


 もしかして、私に気を遣って
 元気だよとアピールしているのかも。
 色々と考えてしまうね。 



  りん:「ちょっとー、具合良くなったの?
      ずいぶん、楽しそうチュピね」
  ナナ:「りん、夏バテチュチかい?
      あまりボクのこと、追っかけてこないね」
  りん:「ナナたん、仮病?」



  ナナ:「りん、病は気からチュチだよ!」
  りん:「ナナたんが言うなーーー
      ママも買物も行かずパパに頼んだのに!
      りんだって、迷惑かけないように我慢しているのに」


 今日も新しいスイカを切ってみると
 あまり黒い種が少ない。

  「あまりないわねー」
 
 ナナに食べなさいと言ったら
 種ではなくて、一番上の甘い所を
 シャリシャリと音を立てて食べ始めた。
 自分に必要な栄養素は種ではなく、実の方だと
 わかっているのかしら?


 りんは近くにいるけど飽きたのか寄ってこない  
 「りんちゃんも食べていいんだよ」
 


  りん:「どうせナナたんのスイカですから
      りんちゃんの為じゃないからいいチュピ!」
   私:「りんちゃん、クチバシにつけているピアス素敵ね」




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