ナナちゃんへ
ナナ、あなたと暮らした15年半、色々な事があったね。
楽しい時も悲しい時も、いつも傍にいて私を支えてくれたね。
私を励ます時や、なだめる時の頬をクチバシでクシクシと
こすってくれたのを思い出します。
おっとりした性格だったのに、後輩達が増えて戸惑ったと思うのに
一生懸命、指導も兼ねた遊び方も率先してやってくれたりして。
きっと私に褒められたくて頑張ってくれていたのよね。
りんの事を初めて守ってくれたのを見た時、
とっても嬉しかったな。
その時々で、メンバーは変わったけれど
それはそれで、賑やかで
楽しかったよね。
4羽体制から、
6羽に増えて、大変だったと思うけれど
みんな、みんな、ナナの事を慕ってくれていたよ。
いつかはお別れの日が来るとはわかっていたけれど
それが近づいていること、呼吸の仕方で覚悟はしていたけれど
心残りはやはり、あなたの最後を
私の手の中から旅立たせてあげられなかったこと。
そこまで気を遣わなくても良かったのに。
ナナ、たくさんの思い出を作ってくれてありがとう。
大好きだったよ、ナナ。
たまには私の左手の中にお昼寝しにおいでね。
ナナ、今日は四十九日でしょ。
もう、辞令でた? 明日ぐらいかな?
次のお迎えされるお家が決まって、
しばらくの休養と準備の日が始まるんだね。
きっと、次はどんな色の服を着たいとか
どの地域で生活したいとか希望を出したりね。
どのお家に行っても、いーーっぱい愛してもらいなさいね。
人間ならば四十九日を境に六道のどこかに送られて
苦しい修行が待っていると思うのですが
家族に愛されたペットは次のお家に向かう為の準備期間だと
思っています、というかそうであって欲しいのです。
私を支えてくれた、可愛い子どもたち。
お別れの時は悲しいけれど、
こっちもみんなで、前向いて歩いて行くね。