忘れていないでしょうね


  りん:「ちょっとぉーー」



  りん:「ねぇー、ちょっとぉーーー」
   私:「何? りんちゃん!」




  りん:「何? じゃないチュピ!
      あたし達をいつまでトイレに閉じ込めておくの」
   私:「そんなに恐いお顔してー、ハハハ、バレちゃってるね。
      宅配さん来たからドア締めたら
      階段上がってくる途中に記憶が薄れて
      素通りしちゃったのよね」




  ナナ:「大丈夫チュチだよ、ちゃんとセンサーも
      何回かいったりきたりして暖かったよ」
  りん:「そういう問題ではないチュピよ」




  ナナ:「りんは、ママの姿が見えなくなったら
      すぐに探すチュチなんだ。
      ボクだけじゃダメみたいチュチ!」
   私:「いつものようにボイラーの上で寛いでいると
      思い込んでしまったのよ、ごめんね
      大きな声で鳴いてくれてありがとう。」




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