懐かしいでしゅ


  クラ:「あれっ、これは!」
  キロ:「あっ、懐かしいでしゅ」



  クラ:「クラは、これにいれられて
      くるまにのせられてきたでしゅ」
      (ほとんど私の手の中だったけどね)
  キロ:「キロが先でしゅよ」
  クラ:「キロちゃんも、おばしゃんにつれられて
      サッポロからうちにきたでしゅか?」
  キロ:「ボクは市内だけど、おばしゃんが迎えに
      来てくれたんでしゅ」
  クラ:「そうだったんでしゅね」



   私:「それはナナたんが車の中でお泊りするのに
      購入したのよ」
  キロ:「ナナたん家は、こんなの沢山あるんでしゅよ
      もっと遊びたいなぁ」


 こんな穏やかな顔をしているキロですが
 お迎えに行った時は
 「どこへつれていくでしゅか」
 って、とっても不安そうで
 私を「鳥さらい」みたいな瞳で見ていたことを、
 よく覚えています。



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