ナナ、サクラになったってよ。


  ナナ:「キロ、クラ、暑中見舞いチュチ」
  クラ:「しょっちゅう、きてるからのみまいでしゅか?」
  ナナ:「まあ、君は好きにとってくれチュチ」



  クラ:「キャハ〜ここをたべるのでしゅね
      でも、これないわー、まずいでしゅ」



  キロ:「クラ、美味しくないでしょ
      あっちで遊ぼうよ」
  クラ:「そうでしゅね、いきましょ」
  ナナ:「えっ、行っちゃうの
      ニンジンだからねー食べられるチュチだよ」
      



   私:「ナナ、食べるお手本見せてあげたら?」
  ナナ:「もういい加減、食べられるか自分達で
      判断できる年頃だと思うけれど
      仕方ないチュチだな」




  ナナ:「このニンジン、すごく美味しいチュチ!
      それは産地直送、だから新鮮!
      オーガニックなニンジンです!」 





  ナナ:「もうボクのクチバシが止らないチュチ!
      小さいけれど甘味があって、
      カロテンも豊富で、お目目を紫外線から守るチュチ!
      ここでしか食べられないんですよ。
      じゃあ、いつ食べるの、今でしょ!
  キロ:「えっ、今でしょ?(←そこ?)」




  キロ:「そ、それ、キロにも下さいでしゅ」
  クラ:「さっきは、たべものじゃないみたいなこと
      いっていたのにぃ」
  ナナ:(クックック……サクラも楽しい商売チュチ)
   私:「サクラというよりも商売上手すぎるわ」      




  キロ:「いただきますでしゅ」
   私:「キロ、それはナナたんがかじってペッ
      したニンジンおろしよ」



  クラ:「キロたんは、みかくおんちでしゅよ
      やっぱりカブりつきが1ばんでしゅ」



   クラ:「この、いまでしょ、おいしいでしゅね」




 その頃、りんはというと……
 みんなの騒いでいるのを聞きながら
 私の洋服の中に、頭をつっこみ寝たいたのです。




 暑いから、お尻隠さずで、
 丁度良かったのかな?




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