自棄苺


  キロ:「みなさん、こんにちは。キロでしゅ」
      ちょっと気が強かったけど、ルルはボクをカキカキしてくれたり
      寂しい時は寄り添ってくれたり、いい子だったよ」




  キロ:「でも、アイツがお迎えされてからなんか
      ボクの立場が変わったんだ」 




  キロ:「ママはクラちゃんクラちゃん〜って甘い声で
      ゴハンばかりたべさすんでしゅよ。
      ボクが食べたら、赤ちゃんのゴハンだから〜
      って言われたりして」



  キロ:「おまけに最近のおばちゃんのブログ見たら
      ボクのうつりが小っちゃすぎないかい?
      1対9だよ」




  キロ:「ねぇ、皆さんどう思いましゅか、この扱い!
      ボクもクチバシを黒く塗ればいいですかね」




  キロ:「だからボクは考えた!
      おばちゃん来たらクラに張り付いていれば
      写真に大きくうつるよね 神ぃ〜」




  キロ:「水浴び指導するフリしたり……
      見切れてないでしょ」




  キロ:「そんなボクのストレス解消は
      イチゴを食べることでしゅ。
      自棄酒する人の気持ちがわかる。
      ボクは「自棄」でしゅよ
      クラは、ママの見てない所でケンカを仕掛けてくるから
      やめなさいって背中をつつくと、そこだけ見られていて
      キロちゃん意地悪してる! いじめないで!
      とか言われる事も忘れられるんでしゅ」



  キロ:「そんなクラもね、少しずつボクをね
      お兄さんとして頼ってくれているみたいなんだ
      りんちゃんが怖いみたいでね。
      ボクの陰にかくれるんだよ(楯にされている?)
      ソラちゃんも、ルルもボクの事、見守っていてね」




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