開炉の茶事

 今日は「開炉の茶事」に大雪降り積もる中、出かけてきました。
 初めて着物での運転で不安なのに、
 雪までも歓迎してくれたのかドッサリ降り、
 ボコボコのひどい道路状況でした。
 視界が良かったのがせめてもの救いでした。


 そんな中、茶会は予定通り行われました。


 開炉の茶事は、茶道のお正月のようなもので目出度いお席です。
 床に飾られた壺。
 この中にはお茶が入っており、それを臼みたいので
 ひいて、茶を振舞います。
 千利休が出てくるドラマなので、見たことがある方も
 いるかもしれませんね。
 この壺にはお茶は入っていませんが、飾られているからには
 客は拝見をするんですよ。




 そして、次はお炭。
 今日はふくべの炭とりで、炭の組み方が変っていると
 いうことを、胴炭をもちあげて先生が説明をしてくれています。
 こういうことができるのも、社中ならではの茶会の良い所です。




 そして、先に食事となります。
 今回も仕出し料理でしたが、運びをやった私。
 手がベタベタするのです。
 理由は煮物のタレが、おそらくこの悪路の中配達したため、
 こぼれてしまったのでしょうね。
 そんなハプニングがありました。




 そして、お膳を下げて、
 すぐに主菓子をいただき、客は寄付きに移動し
 その間に、亭主側を部屋を改めます。
 軸を外して、お花を飾ったり、次の準備をするのです。




 そして、濃茶をいただきます。


 時間短縮のため、引き続き「お薄」に。



 客はまた、美味しい干菓子をいただき、
 薄茶をいただくのです。



 今回、使われたお道具です。
 ひとつひとつに、作者とその銘があり、
 亭主は覚えるのに一苦労なんですよ。



 椿が入っているものは、紫交趾(むらさきこうち)で
 尊式という形だそうです。
 本当に一度聞いても覚えきれないんですよ。
 茶道は奥が深いです……。




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