母の帰りを待って……

 昨日のブログにも書きましたが、今日私はナナとりんを連れて
 実家へ行きました。


 「いつもより検査数が多いので、お昼過ぎたら先に食べててね」


 と言われていました。


 
 行った時は、いつものようにタンスの警備をしている
 ソラちゃん。
 少しは元気になったのかと思い体重を量ると49.5グラム。
 私はちょっとヤバイな〜と感じ、
 手のひらに、ご飯をばら撒いても食べてくれず……


 体を丸め出すと寒いとわかるので、
 温めているカゴに入れると、落ち着かない様子……


 ベランダ側のゴミ箱のあたりが1番暖かく、
 太陽の日差しを浴びながらソラちゃん寝ていました。




 11時頃、粟穂を前に差し出すと、
 食べ始めたソラ。
 美味しそうについばみはじめました。
 「食欲があるということは、良い事だわ……」
 と思っていました。
 普通の餌を見せたら、プイッとしたけれど、
 お水はゴックンしてくれました。



 今まで、ソラに寄添うことのなかったキロまでも
 一緒に来て食べています。
 でも写真で見ると、ソラの気だるさがわかります。
 そして、もし今日がお別れの日だとわかっていたら、
 粟穂を好きなだけ食べさせてあげたかった。


 母は12時半過ぎに

 「いやー待たされた、疲れたからタクシーで帰ってきたわ」

 といい昼食を食べ、
 その時、ソラとキロはユースハンガーの上の方で寝ていました。

 そしてソラは神棚の横あたりに移動し、体を丸めていたので

 「あそこは寒いから一度カゴに入れて寝かせよう」

 と思いカゴに入れたら下の方でうずくまり、
 母が慌てて胸元に持ってきてソラを温めました。

 それから10分も経たなかったと思います。
 母が
  「あ〜ソラが変だ〜」
 の声と同時に駆けつけると、
 あの体が少しずつ硬直しながら、必死に駆け上ろうとするソラ……
 「ソラ、ソラ」
 としか、かけてあげる言葉がみつからず……
 あっという間に虹の橋を渡ってしまいました。


 母が大きく泣き崩れ、驚いて飛び回る3羽。
 私も突然の事で、すぐに泣けませんでした。

 

 ソラ 3歳と11カ月 

 私とナナとりんがいる日を選んでくれたこと
 母の帰りを待ってくれたこと
 本当に我慢強く、お利口なソラでした。

 ソラちゃんの魂は、まだ家の中にいるはずです。
 きっと、今日はショボンとしているキロちゃんに
 寄添って眠ることでしょう。


 明日、お茶のお稽古に行く前に埋葬してあげようと
 思っています。
 




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