父が亡くなって、お墓がどうのこうのという話が進んで、
その時に、母に言われました。
母:「あなた達はお墓どうするの?」
私:「お墓のアパート(遠回しな言い方)にするよ」
母:「だって、そこはあまり良くないんだよ」
私:「私達子どもいないし、アパートにしたって、
病弱な子が出来るわけでもないから……」
って、聞き流していたんです。
ふと、なんだか気になって、私が若い頃からよく読んでいた
霊能者の方の本を探して読んでみると、
母の言う通り、
「どんなに狭くてもいいから仏様は土に帰すべき」
と書いてありました。
そして、私達みたいに子どもがいない夫婦が無縁仏になりたくないので
永代供養をしてくれるお墓のアパートを選ぶ人が多いとも。
その本によるとね、
きちんと先祖供養をしていれば、『水先案内人』として、
供養していた人が迎えに来てくれて、楽に霊界を旅する道を
教えてくれるようです。
子どもがいても、自分を供養してくれるとも限らないしね。
だからって、毎日お墓にお参りにいったり、仏壇に手を合わせていれば
いいというもんじゃないですよ。
ちゃんと仏様は見ています。
年中、人を馬鹿にしたり、いじめながら生活している人、
自分だって悪いのに一方的に相手を悪者に仕立て上げ、
それが最善策だと気取っている人。
どんなにお金をかけて、立派な墓を建てようが、
手厚く供養しようが、仏様の目はごまかせないということです。
生きている人間は騙せても、死んでいる人はだませないんですね。
父も向うで落ち着いたら、色々と手帳やノートに書くのが
大好きだったから、私の事もきっと、
ペン持ってチェックしているかも知れませんね(笑)
ソラ:「じゃあ、この間、りんちゃんに喧嘩しかけたのも
じいちゃん見てたかな?」
私:「手帳に書いているかもね……ウフフ」
ソラ:「しじゅうくにちに、お菓子あげたけど駄目でチュか?」
私:「そういう事ではないと思うけれど……
ソラちゃんは優しい子だから大丈夫じゃない?」
ソラ:「りんちゃん、ごめんね……」
黒鳥:「ぶっすーーー ボク、りんじゃないよぉ」