ブログに載せようか迷ったのですけれど、
私の父がさきほど緊急入院しました。
私にはドラマの世界と無縁に思っていた「ER」にです。
突然倒れて救急車で運ばれたわけではありません。
お時間の許す方は、どうぞ読んでみてください。
私の父が、今年の3月ぐらいから腰や足が痛いと言い出しまして
評判のいい整形外科に中旬から通い始めました。
診断はヘルニアで、痛み止めの薬と、湿布で凌いでいました。
でも一向に良くならず……
ヘルニア経験者に話をすると
「手術の上手な病院に変えた方がいい」
と言われ、今までの病院よりは施設の整った個人病院へ
行くことにしたのが5月13日のこと。
レントゲンを見た医師は、骨に異常があることを発見。
もっと大きな病院で再検査をということになり、
私の家からもその大病院は近いこともあり、初めて受診したのが
5月16日。
レントゲン以外の検査を色々まわり、医師から告げられた言葉は
『前立腺癌の疑いがある進行癌』でした。
でも通常の前立腺癌腫瘍マーカーよりはかなり低い数値だったので
極めて珍しいパターン。
それも癌の発見より、骨転移が先だったということ。
だから腰から右足全体に痛みが走っていたのですね。
先生も、かなり辛かったでしょうとおっしゃってました。
今思えば、右足の上から下まで湿布を貼って、
「湿布すぐになくなる」
と言ってましたから。
父 「手術になるんでしょうか……」
医 「手術はできない、他の部位を傷つけてしまうから」
父 「じゃあ入院して治療ですか?」
医 「入院といっても、やれることがない」
こんな絶望的な会話のやりとりを聞いた割りに私は冷静でした。
なんだか人事のようでしたもの。
医師が冷酷な人のように感じますけれど違いますよ。
とっても親身になってくれる良い先生です。
看護師さんが父の血圧をはかりにきたときに、
優しい言葉をかけてくれました。
ハンカチを出したので
「えっ、泣いているの」
と驚きましたけれど、汗を拭いていました。
そして血圧も正常でした。
私は心の中で
「正常かーーーい」
と叫んでいました。
私は歯医者で麻酔を打つときに緊張して高い数値を出したこと
ありますからね。
父は痛み止めの薬が効いて、眠気もあり少しハイテンションでは
なかったかと思います。
翌日の5月17日、骨の組織をとる検査をしました。
背中に局部麻酔をかけて、少し切って組織をとったらしいです。
その結果が出るのに時間がかかるので
治療は始めていきましょうということで、
20日に放射線科、21日に泌尿器科を受診。
この面倒くささが、大病院の特徴ですね。
そして22日水曜が放射線治療1回目、今日が2回目を終えて
帰宅したわけです。
でも、食事をしたあと吐いたり、高熱が出るようになってしまいました。
最初は母が氷で冷やしたりと熱をさげていましたが、
今晩39℃まであがって、なかなか下がらなかったため、病院に電話をし
連れていったのが午後8時過ぎかな。
私も夫と病院へ向いました。
そこでも色々と検査をしてくれ
軽いですが肺炎、そして肺気腫、
胃が水を飲んでも吐きたくなるような状態になっていると言われ、
胃を休める治療ということで点滴となりました。
それで緊急入院となり12時頃に帰宅しました。
これが大まかな父の病状の経過です。
これからが大変なんだと思います。
今日は、私ももう寝ます。