りんちゃんばっかり……

 昨日、夫が仕事の都合で午後2時過ぎに帰宅しました。
 私は階段掃除の途中だったので、少し遅れて2階に戻りました。
 ナナは私の肩にいて、りんの姿が見えません。
 りんは夫が帰ってきたら世話をいつもやいているのにです。
 私:「あれ? りんは」
 夫:「どっかにいるんじゃない」


 でもかすかにカサカサしている音が聞こえるんです。
 ナナに呼び鳴きしてもらうと
 クロークからか細い鳴き声が聞こえました。


 うちのクローク、リフォームした時に以前からあった
 小窓を残したまま作ってあるんです。
 りんはその明りを頼りに必死に歩いていったんだと思います。
 夫が
 「あっ、いた!」
 と手を差し出すと、りんは逃げるように飛んで
 私の胸の所にきました。
 可哀想に、暑かったのかお口は金魚さんのようにパクパク、
 お羽はワキワキ最高角度。
 必死にウチワで仰いだり、水を飲ませたりしました。
 あれほど注意してと夫に頼んでいるのに
 ムカつきました。
 だって、3月にはナナを納戸(真っ暗)にも閉じ込めたんですから。
 そして、全然りんにも謝りません。
 私が勘というか、途中で掃除をやめ安否確認をしなかったら、
 どうなっていたかと思うとゾッとします。



 りん:「どうしてアタシばっかり、爪が折れたり、
     意識が遠のいたり、閉じ込められたりするチュピ?」




 ナナ:「何か悪い霊にとりつかれているチュチよ」
 りん:「悪い霊チュピですかぁー」
 ナナ:「滝行でもして邪気を払うチュチ!
     そして高い値段の壺を買うといいチュチよ
     ウケケケケケ〜」

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