冬にはりんちゃん

 夫が前日に飲んだ缶をそのままにしておくと
 アルコールの残り香にひかれて寄ってくるのか
 頭がオレンジのミドリ虫さんが!

 2つの缶の隙間から見えるのは、ナナ。
 ニヤニヤしながら近づいてくるのです。



 ナナ:「まったくもう、お片付けしていないチュチ。
     ボクがいないと駄目チュチね」
 ……と言いながらテーブルの上からグイグイ押して缶を落下させる。
 私は何回も缶を甦らせ、ナナは横に倒したりしてグイグイする。



 途中からりんも加わる。
 りん:「これは私のお酒チュピ、名前書いてあるチュピよ」
 私 :「りんちゃんのりんって、こんなに難しい「麟」だったの!」


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