実家の近所で飼われていた老犬(メス15歳位?)が亡くなった。
その犬は実家のゴロ(マルチーズ)とルーク(シュナウザー)の2匹に
お別れをしてくれた犬だった。
そこの奥さんは火葬場に行く前に実家の母の所に寄りお別れをし、庭がないので合同供養をしてもらう事にしたそうだ。
母が言う。
「ペットも家族の一員だよね。
でもね、それっきりで供養の為の、エサやお水もやってないの……
住宅事情でお骨は持って帰れないのはわかるけど、
写真1枚置いて、そこにゴハンとお水をせめて1週間でもあげてほしい」
と……。
きっとしばらくは犬の魂だって、この世に存在しているんです。
ゴロという犬が亡くなったのは、1月3日でした。
迷い犬がいると言われ、飼い主が見つからず3歳位の頃から飼い始めたゴロ。
一時、肝臓が悪い時に病院通ったりしたけど、それから12年は家族と一緒でした。
私達家族は、花をスーパーに買いに行き、ベランダが見える場所に祭壇を作ってあげました。
そして思い出を語り合いながらオイオイ泣いていました。
その祭壇から離れた時の事です。
ベランダ側のレースのカーテンが家から外に、外から家に、
まるでゴロがそこを通っている高さに動いたんです。
私と母は一緒に見たのです。
もちろん、北海道の1月と言えば、窓は締め切っているし、風が吹いたなんて
事もありません。
その時、ゴロが私と母にお礼を言っているんだと感じたのです。
そして、魂も存在しているということも……
そこのオバサン、いい人なのですよ。
花も好きだし、表裏のない楽しい性格の人で……
うちが大袈裟なのかな? 価値観の違いかな?
とふと思ってしまったので書いてみました。