筏香合

 金曜日の茶道の稽古で、炭点前の時に拝見に出された
 『筏(いかだ)香合』です。
 炭点前というのは、美味しく抹茶をいただくために亭主さんが
 炭を継ぎ足してくれると言ったらわかるかな?
 その最後に香を入れるのです。

 この香合、桐で出来ていて、形が筏だなんて
 本当に夏らしいお道具ですよね。

 この真ん中に1つ入っているのが「沈香(じんこう)」
 最初3片入っていて、
 これから火がおこりそうな所に1つ
 その対角線上にもう1つ置いて釜をかけます。
 沈香というのは木片で熱すると芳香するから
 炭が赤くなっているところに最初から触れてしまうと
 モクモクと煙が出てくるんですよ。
 そこの加減が難しいです。

 私は不謹慎にも、この筏にナナを乗っけて
 川下りをさせてあげたいと思ってしまいました(笑)

 床の間に飾られていた本日のお花。
 私が先生の歳になっても、こんなに素敵に活けられないと思うな。



 「何? イカダで川下りチュチだとー!
  ボクはりんの指導係でマニュアル作成中で忙しいチュチだから
  遠慮するチュチよ。」