キキはプラスチックのお家から、昼間は賃貸アパートで生活している。
6日の日に会ったばかりだが、首の周り以外は、羽毛が生え揃ってきた。
なんだか、すごく大人になってきたような気がする。
賃貸アパートと言うのは、このハウスはナナ兄さんのキャンプ用もの。
HOEI101角手のり、本来は「文鳥」さん用だが、移動用のキャリーだとテントの外に出られないナナはストレスになるからと購入したもの。
ベッドを置いたら狭い間取りだが、器用に羽をパタパタさせる練習もしている。
ナナがそばに寄ると、威嚇ポーズをとっていたが、何回も繰り返すとあまりしなくなった。
ナナは、
「あれ? ここのハウスどこかで見た事があるチュチねー」
と周りをグルグル見渡している。
キキは暇があれば、ベッドの中に潜って寝ている。
それはまるで
「頭隠して尻隠さず」
のように、シッポだけチョコンと出して寝ている時もある。
そのシッポの色がまたカラフルで綺麗だ。
足がまだしっかりしていなくて、引っ掛かったり、片足あげるときにフラついている。
皆、ヒナの時はこんな感じなのだろうかと少し不安になる。
キキは置いてあるエサを、足で掻きだしてしまったよう。
その仕草はルーク(シュナウザー)と似ていて驚いたと母が言う。
もしかして、目には見えないけれど、天国にいるルークがキキを可愛がってくれているのかも知れない。