ママ：「あらーわからないわ、一体どっちなの」
ナナ：「どうしたチュチねー？」
ママ：「方位磁石で北の方向を調べているのだけど、
北と書いてある字の上で針が止まらないのよ
ナナは鳥さんだから、お勉強したでしょ。」
ナナ：「どれどれー、ボクに見せて見るチュイー」
ママ：「どうですか、ナナ先生？」
ナナ：「これは重症でチュイー、
ガブガブしてみるジュイー」
ママ：「ナナ先生、昔のテレビじゃないんですから、
ガブしても治りませんよ」
ナナ：「そんな時代は知らないチュチよー」
ママ：「先生どうでしょうか」
そして少し冷めた目で、
ナナ：「これは手におえないでチュチねー。
忙しいので行くチュチよー」
ママ：「あ゛ーっ」
この後、ママはパパに電話して、使い方を知る事となったのでした。
めでたし、めでたし……
何故、北の方角を調べていたのかですかって？
それは、キキちゃんを埋葬する時に、騒いでいたんです。
ニワトリの置物を置いてある方向が「北」になります。
キキは今頃、どこを旅しているだろうか……
あっ、私達家族は明日から行き先未定の旅に出ます。
と言っても道内グルグルの旅ですけどねー。
