「私は、まだ生きたいよ」って聞こえたんだ。

今日の内容は、少し長くなります。

 

昨日は夫が仕事休み。

その朝方見ていた夢がアジア系の国で

食事場所を決めようと歩き回っている私達。

夢の中でも夫は、あれこれ迷い、

それについて回って疲れている私。

結局、何か食べるシーンはなく、

「私は、まだ、生きたいよ」

って聞こえて驚き目覚める。

 

夫の母も、私の母も元気だったし、

「夢」

だったんだなーと思ってた昨日。

 

 

今日は実家に弟宅から貰った、ココちゃんのカゴを

ミクリ、キホ、サランのお家にしようかなと思い

「これから行くから」

と母に電話するが、スマホも家電も出ず

外をうろついている母の姿が。

私に気付かないで、急ぎ足で玄関の方に。

 

 私:「寒いのに何してるの?」

 母:「探しているの!」

 私:「何か失くしたの?」

 母:「鳥が逃げたの」

 私:「えっ、どっちが?」

 母:「マロン! 肩に乗っていてるの気付かずに……」

 

私は血の気が引いたよ。

それでなくても、道路ツルッツルで

やっと到着できたって、ホッとしていたのに。

 

逃げた方角や、時間を聞いたが曖昧。

必死に名前を呼んでいるから、

「どうして、すぐに電話してくれなかったの?」

と聞いても、拉致開かない。

寒いのに、1分でも早く探してあげたかった。

マロンは白いから、木の雪がマロンに見える。

 

YouTube動画の音、最大にして、

3周ぐらい、隠れられそうな場所回った。

そんな姿を知人に見られた。

 

もう12時も過ぎていることに気づき

一度家に帰ることに。

友達にラインしたら

「家の中もよく探した方が良い」

とアドバイスもらい、

帰り道、もしかしてどこかに隠れていただけで

出てきているかも。

 

帰宅して、迷子鳥サイトに登録。

誰かに保護されて、暖かいお家の中にいますように。

そう願いながら。

ケアマネさんにも、

今日の事を報告。

 

3時頃、母は落ち着いたかなと思い電話。

 

 私:「マロン、元気?」

 母:「マロンは年だったから死んじゃった」

 私:「マロンは、まだ5歳だから年じゃないよ」

 母:「だって死んじゃったから仕方ないしょ」

 私:「えーーっ! さっきマロン探していたよね」

 母:「私、そんなことしていたぁ?」

 

だって。

まあ外に逃がした事への罪悪感から

マロンを死んだ事にしたんだな。

どうやって、旅立ったのかと聞くと

またまた曖昧な返事。

「とにかく死んでいた」

みたいな。

じゃあ、死んでしまったが悲しくて

マロンが逃げたことにして、必死に探す事で

ポッカリ空いた穴を埋めようとしていたのかな。

 

 私:「マロンの亡き骸はどうしたの」

 母:「オンコの木の所に埋めた」

 私:「えっ、雪で凄いのに? どうやって?」

 母:「ビニールに入れて、雪の中へとりあえず埋めた」

 

もう、それを聞いて驚いた私。

もしかして本当に病死したのかも知れない。

母は雪が解けたら、土の中に埋めるからと

言ってきかない。

 

さっきと話が全然違うじゃないか。

もし雪の中にマロンがいるなら、春には腐敗が進む。

雪の中に漬物を袋のまま入れたら

腐っていたと聞いた事があった。

雪の中って意外とあったかいんだよね。

 

夫が早番で4時前には帰ってくるから

先に電話して実家へ一緒に行ってもらうことに。

私が家の中を探すから、木の周りを

入った形跡あるか調べて欲しいとお願いした。

 

母にも

「最後にお別れしたいから、場所教えてあげて」

と言うと、外に出て行ってくれた母。

家の中にまで聞こえて来たのは

母に責められている夫

 

 母:「なんで、春になったら解けるから~」

 夫:「入った跡もないんだけど………」

 母:「死体が見たいの、ねえ、死体が見たいの?」

 夫:(死体死体って大声で言わないで欲しいなぁ)

 

その時間、近所の人も

少し積もった除雪作業していたからね。

私も一度出て行き、みんなで家の中に入る。

ライムと一緒にマロンを探す。

 

ライムがリビングの方に居た時、キッチンで

チュイってか細い声、聞こえた。

それで、扉という扉、全開にした私。

それを見ていた母が

 

 母:「Nちゃん、マロンは死んじゃったんだから」

 私:「絶対生きてる、亡き骸を見せてくれるまでは」

 母:「ちょっと大丈夫?、マロンは死んじゃったから」

 私:「だって、マロンの声したもん」

 

私の耳にカサカサッてかすかな音が聞こえた。

冷蔵庫の方からだ。

夫に冷蔵庫、引っ張ろうとお願いする。

焦ると、ドアや引き出しばっかり開く。

少し前に動いた、バサッて羽音が。

ドキドキしながら

夫ともう少し引っ張る。

すると、

バサッバサッと飛び出して行き、生存確認。

ライムが雄叫びをあげている。

 

実家はシステムキッチンの枠の中に、

冷蔵庫があるから、両サイドは空きがない。

後ろが数センチ。

とりあえずタッパーウェアを置いて、

隙間に落ちないようにしてきた。

母がこの上に置いた、薄いビニールの1枚が

マロンと一緒に滑り落ちたのであろうと推測。

でも、そのビニールのカサッカサッて音で

誰かいるっ!で確信できたのも事実です。

 

私の推測では6日か7日には

裏に落ちていたんではないかと。 

5日の日に、私はマロンに会っているし、

その時が最後だったのか、

コーン食べさせてあげれば良かった

と探しながら後悔していたのに。

 

だから、あの朝に聞こえた

「私は、まだ、生きたいよ」

って、マロンからのSОSだったのではないか。

そう思ってしまうのです。

 

母の事は、今回の事でよ~~くわかったし、

あの雪に埋めた発言は、何だったのかと

追究したくなるけど、認知症だから仕方のないことと

思うことにする。

 

youtube.com

 

マロンも、出られた嬉しさと、疲れたような顔。

しばらくすると、ゴハン食べ始めた。

衰弱はしてないから、大丈夫そう。

 

母も嬉しそう。

そして「ありがとう」と

お礼も言われた。

 

本当は、私、うちで預かりたいよ。

母が嫌だって絶対言うからね。

でも遠くない将来かも。

 

一緒にマロンを探してくれたり

娘さんがライナーに載せてくれるから

自宅で待つように言ってくれた近所の人に

見つかったとお礼を言い、帰りました。

その方のお姉さんも、そうだったから

よくわかるよって言ってくれて。

 

昔は、大家族の中にいたから、

ただの年齢的な呆けみたいな感じで

目立たなかったのにね。

 

 

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