鈴の音

 今朝、母の様子が心配で電話をかけると
 朝食は食べたと聞き、少し安心しました。

 
  「クラが洗面台のキロの遊んでいた場所に
   ずっといる」


 と泣きながら言うのです。



 そう、この場所です。
 最近のキロのお気に入りの場所でした。




 クラの寝る時間になるまで、
 その戸を開けておいてね、キロがいるのかも……
 と母に伝えました。


 そして、我が家では昼過ぎに鈴の音が聞こえてきました。
 トイレでナナが私に来いと鳴らしているんだと思い行くと
 誰も居なくて、ナナはボイラーの所で昼寝してました。
 りんは、私の肩にいたので
 (もしかしたら、キロが遊びに来ているの?)
 と思ってしまった。
 でも自分が疲れているから、そんな音が聞こえているのかと。


 それから、ナナとりんが私の左の人差し指にとまったので
 いつもの「かくれんぼ」の替え歌を歌ってあげてました。
 するとナナとりんが同時に後ろに顔を向けたのです。
 そんな動きは初めてです。

  「えっ、ナナ、やっぱりキロちゃん来ているの?」

 ナナもりんも答えてはくれなかったけど

  「キロ、いるんならここにおいで」

 と場所を指定するように腕をトントンとしました。
 何かが乗った?、腕が重たいとかは
 一切感じ取る事は出来ませんでしたけど。



  りん:「この鈴をキロが鳴らしたのかしら」



  ナナ:「そうかも知れないチュチ」


 明日は久々の晴れの予報なので
 13時頃、キロを見送る予定です。




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