食べずらいゴハン


 ナナがゴハンを食べていたので、




 ちょっとイタズラをしてみた。
 うちの子たちは、こんな事をしても
 決して驚いて逃げない。




 でも、ナナは考える。
 わざわざ、ゴハンの真ん中に、ユキダルマさんが
 嫌がらせみたいに遊びに来たのは、
 何か理由があるのではないか?


 このままでも、別に食べられるけれど
 ボクのブラックな一面も見せた方がいいのでは?
 ママのブログに載せるためには……と。
 難しい顔をして、しばらく、考えながら食べていたけれど



  ナナ:「邪魔チュチ!」


 と攻撃的にユキダルマさんを押した。
 私の笑顔を見て 



 りんも飛んで来た。
 彼女はナナの真似をよくする。


  りん:「とりあえず、無理やりゴハンに顔を
      突っ込むチュピ」




  りん:「そして、ガブーーーー!
      あら、ユキダルマさん可愛いわね」


 と頭をカキカキしながら、
 遊んであげているりんちゃんでした。


 決してこれは私の意地悪ではないのです。
 このゴハン入れに、ビー玉や小さいボールが
 たくさん入っていたのです。
 それを落として遊んだ犯人は、
 とっくに誰だか分かっているのですけど。


   私:「ゴハンに沢山ビー玉落とした子
      誰か知らない?」
       



  ナナ:「知ーーらない」 



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