脱走をしたものの……

 昨日は夕方5時に、義父の主治医から今後の治療方針について
 話し合うことになっていたので、
 ナナとりんは4時過ぎたころに寝かせて出かけました。


 6時前に帰宅して、私は炊飯器のスイッチを押さなくてはと
 部屋に入ったとたん、りんがボイラーの方から飛んできました。

   私:「りんちゃん、何してるの〜」
  りん:「てへっ おかえりチュピです」
   私:「えー、ナナはどうしている?」


 と慌てて様子を見に行くとナナはちゃんとハウスにいました。
 騒ぎ立てたので、ナナも一度出しました。
 りんのハウス、洗濯バサミを上の方にずらし、
 水入れをひっくり返し、脱走したみたいです。
 出ては見たものの、カバーかかっており戻れず、
 誰も家にいなくて、まだ明るかったから
 ボイラーの上で待機していたのでしょうね。


 少しして、ナナには謝って、また寝てもらいました。

   私:「りんは、今日ずっと起きていなさい」
  りん:「えーーーっ」


 と言ってすぐには寝かせませんでした。
 でも、眠たいりんは、私にまとわりついてきたり
 ナナの近くに行って見たり……



   私:「じゃあ今日は罰として、独居房で寝てもらいます。
      トイレ・ベッド・ナースコール付き
      水・ゴハンは無しです」

 りんを無理矢理入れて私は離れると、
 すぐにナースコールを(笑)
 一度傍に行き、「静かに寝なさい」と言い
 しばし離れ、まだオロオロして、反省しているかなーと覗くと
 りんちゃん、バードベッドで熟睡していました。
 私が近づいたのにも気付いていませんでした(笑)



  りん:「あれ? これ昨日の夢に出てきたチュピ」



  りん:「あのナースコール鳴らしたけど、
      家政婦こなかったチュピです。
      なんかキャンプしているみたいで楽しい夢だったわ」 



  ナナ:「懐かしいチュチですね。
      ボクも昔はこれで旅行したですよ。
      それより、りんちゃん、
      寝てから騒ぐのはもうやめて欲しいチュチ」






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