初釜(ハプニング編)

 先日、初釜の記事を書きましたけど、ちょっとしたハプニングがありました。


 その1 「子供が濃茶の最中に泣き出す」
     仲間の一人が、どうしても子供を預ける所がなくて連れてきたんです。
     三歳半くらいの男の子かな?
     その子のママが濃茶を飲む番が来たので、隣にいた私が代わりに抱っこしました。
     すると
     「ママのところに行く〜」(隣にいるのに)
     と泣き出したのですよ。
     一同ビックリ……目がテンですよ。
     あれは絶対「嘘泣き」です。子供のいない私にでもわかります。
     彼女の旦那さんが仕事から帰宅したので、昼前に子供を家に置きに帰りました。
     「一件落着!」


 その2 「ストーブにエラーが出て二度とつかなくなる。」
     なんとか、初釜に間に合わせて使えるようにしてもらった茶室。
     建設会社さんの営業が吟味して選んでくれたストーブ。
     濃茶を点てている時くらいから、ピピピッと鳴り、消えてしまいました。
     コンセントを抜いてしばらくしてから付けたりしたけれど再点火してくれない。
     営業の人に電話したら「何かゴミを吸い込んでつまっているのかも」
     (新品なのに? なぜ?)
     説明書を読んでいたら気が付きました。
     換気口はあるものの、炭を室内でたいたから、
     「一酸化炭素中毒の恐れ」があると判断され自動停止したんです。
     「CCCC」というエラーはストーブのメーカーさんが来ないと解除できないみたいです。

     私が
     「じゃあみんなは一酸化炭素中毒に対して免疫ついているんだね」
     と言うと大笑いになりました。


     北海道の茶室ではよくあることみたいです。
     始まる前にガンガンとストーブをたいておくか、
     窓を全開にしてやらないと駄目みたいです。


 その3 「注文したお寿司が届かない」
     昼食用に注文したお寿司、時間指定したのに届かない。
     先生が電話で確認とると
     「今、急いで作っています。」
     だって。これは絶対ウソだ〜。
     出前の「今、出ました〜」と言うのと同じ。
     何かの手違いで忘れていたんだぞー。
     そのお蔭か、子供を置きに戻ってきたひとは昼食に間に合いました(笑)

 ↑ そのお寿司です(容器は詰め替えています。)
 店側も慌てたのか、ガリがない、醤油がついてないのもありました。

 先生が「急がせると、ロクな事ないわねー」と言ってましたけど
 私達にとっては思い出に残りました。


          
 社中一同で先生に送ったお花です。
 最初は「何か茶室新築記念に何か贈り物を……」
 と代表者が聞きにいったのですが、丁重に断られたので
 それではと、花を贈ることにしたのでした。