水無月の茶事

 昨日は先生宅で「水無月の茶事」が行われました。
 茶室を新築し、初釜はなんとか社中で行いましたが、
 その時、他の先生やお友達からお祝いをいただいたそうで、
 その方々を招待するための茶会となりました。
 外露地も使用したいので、
 外へ出る階段もなんとか間に合わせてもらったそうです。



 客は外腰掛に座って待っていると
 上の写真のように、亭主が手桶に綺麗な水を持ってきて
 周りを清め、蹲踞(つくばい)に新しい水を入れて一度下がります。



 改めて出てきて、入口の所にくると腰掛に座っていた客も
 前に出てきて、亭主の挨拶を受けます。
 私も一番後ろでこの体制で写真を撮っているのですよ。
 そして、また一度腰掛に戻り、正客から順番に蹲踞で手を清め
 口を漱ぎ、茶室へと向かうのです。



 炭点前が終わり(風炉の季節は拝見はありません)



 濃茶をいただくための和菓子が運ばれてきます。
 『夏のかげ』
 という銘だったと思います。



 濃茶をいただき、



 略式ですが、懐石弁当を食べ、



 その後は、水屋をお手伝いしていた人たちも加わり、
 薄茶をいただきました。
 人数分を点てますが、替え茶碗を使うと時間の短縮も
 出来るのです。
 水屋側の戸が開いていますが、暑かったのでそうしました。



 お花は「ハンショウヅル」です。
 涼しげで、可憐でピッタリですね。


 台風がそれたとはいえ、快晴にはなりませんでした。
 少し黒い雲がいてヒヤヒヤしましたが、茶会が終わるまで
 我慢してくれたようです。 


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