何と言ったら……

 或いは、何と声をかけてあげたらいいのだろう。
 今日の14時46分頃発生してしまった
  『東北地方太平洋沖地震


 私は地震が起こった時間に、イオンで買物をしていた。
 2階のアジア雑貨の店、何故だかその日に限って、上からぶら下がっている
 飾り物を見て、りんはこれを飾ったらこの人形の背中に乗ってくれるかな?などど
 のん気な事を考えながら……。
 すると、その飾り達が一斉に動き出した。
 さすがに鈍い私も、そのカシャカシャという音に異変を感じ、お店の人と
 「揺れてますよねー」
 という会話になった。


 とりあえず、ショップの外の長椅子に腰掛けた。
 でも余計、揺れを感じる。なかなか揺れがおさまらない。
 なんだか気分が悪くなる。この程度でビビっている私。
 これなら歩いている方がマシかもと思い、1階に向かい外に出る。
 そうしているうちに揺れが治まったようで、実家で留守番している父に電話を入れる。
 父はこの時間『ミヤネ屋』を見ていて、何か速報でも流れているのではないかと。
 父の言葉は想像を絶するものだった。
 「東北の方で震度7 マグニチュードが……」
 そこまでヒドイ物とは思わなかった。


 帰宅してテレビを見ると、続々と被害情報が入ってくる。
 この間のニュージーランド地震の時に被害に遭われた人達が
 帰国して、またこの地震の被害にあわれていないことを祈りたい。

 そして、建物が壊れたり、車が流されていたりしても、
 命だけは助かっていてほしいと祈るだけしかない。
 本当に、そんな事しか言えない無力な私。
 不安な一夜を過ごされている被災者の方々、そして救出作業を寝ずにされている方々、それを懸命に伝えている報道の方々、ごめんなさい。