おにいタン再び……

 昨日は実家の父に迎えに来てもらって、私はまっすぐ茶道の先生のお宅へ。
 ナナに
 「りんちゃんが喧嘩を売ってきても、とりあえず逃げなさい」
 と車の中でナデナデしながら言い聞かせた。

 稽古が終わり、ワクワクして実家の玄関をあける。
 いつもなら、ナナが鳴きながら飛んでくるのだが来ない
 「ナナちゃん、1人で2階に行ったわよ」
 と言いながら母が出てきた。

 私は階段の下から
 「ナナ、帰ったよ、ただいまーー」
 というと
 「バサッ、バサッ、パタパタタタタ…」(華麗な羽音)
 と飛ぶ音が聞こえる。
 それを負うように
 「ボタッボタッ、バシャパタタン」(重たい羽音)
 が交互に聞こえる。
 ナナを呼んでいるのに返事の声はりんだ。
 「りんも2階にいるの?
  上でナナの後を追っかけている影が見えるのだけどー」
 と母に聞くと、
 「えっ、りんも行ってるのぉー!」
 と驚いた様子。

 ナナは忠実にりんから逃げ回っていたわけで……(笑)
 しかし、りんは多少飛べるようになったけど、
 階段は休み休み飛んでいったのか、ダーレも見てません。

ナナ:「りん、ベビーっちのくせに、ついて来ないでチュチ」
りん:「後輩の面倒を見るのは、おにいタンの仕事チュピよ」
 とバトル勃発!
 なんだか、りん。ナナにどう接していいかわからないみたい。
 わざわざ追っかけている所を見ると、ナナの事を
 好きみたいだけど、そばに寄ると喧嘩になるのよね。
 なんか人間の青い頃の恋愛に似ているかな?
 ま、まさかストーカーぢゃないわよね。 

 ナナが神棚に逃げたら、りんもやっぱり付いていった。
 最初、端と端にいたのに、りんがテケテケ近づいて
 ガブ攻撃開始。ナナは受け身でこらえていたけど
 りんは空中戦を開始!
 ナナも慌てて後ろずさりながら飛んでたわ。
 だれかが
 「猪鳥猛進!」
 まさに、それをりんに教えてもらいましたよ。
 私は、懸命にこらえているナナが可哀想になって
 りんに大声で叱ったの。少しシュンとなっていたけど

 「そんな大きな声出して、何かあったでチュピか?」
 って顔!

 明日は、その後の「お外で焼肉編」チュピでーす。
 テヘッ。