うちのナナ君、私が夕食の準備をしていたら、何だかソワソワ。
水の音を聞いて、羽をブルブルさせている。
(あっ、水浴びしたいんだな……)
と思い、小さなボウルに水を入れるがなかなか浴びない。
私の目を盗んで流しの中に降りてみたりしているので、ボウルを流しの中に置いてやったが警戒している感じ。
汲んだ水が無駄になるので、サラダ用のレタスをボウルに入れてみた。
そして、その横に小さなコップに水を入れて置いてやって、私は少し離れた。
振り向くとナナはコップの水で水浴びを初め、隣のレタスに移って浴びたり、またコップに戻ったりと忙しそうに浴びていた。
なんだか、レタスに一体化しているようにも見える。
「ナナはレタスになりたいのかーい?」
と話しかけてもナナは必死でお仕事、お仕事……
満足したのか、私の顔を見つめ、
「あっちに連れて行ってよ、ママ〜」
みたいな顔をする。
その甘える表情がたまらなく可愛い。