仲良くなってね

 実家に引き渡しの日……

 マロンを連れて行き、扉を開けました。




  クラ:「おはよう、マロンちゃん」
  マロ:「一度 会いましたね」
  クラ:「しばらくどこへ行ってたでチュラ?」
  マロ:「色々と勉強させられて……」



 クラは、多分嬉しいと思うのですが、
 意外とそっけない態度。
 でも、まずは身支度を整えていました。




  マロ:「パパ〜、クラさんとどうしたらいいでチュマ〜」
  ナナ:「甘えないでチュチ、あっちへ行きなさい!」



  りん:「やれやれ、困った子ね〜」


 ナナはマロンの足を噛む仕草をして
 マロンが離れていくように追い詰めて行く。



  マロ:「パパはマロンの事、嫌いなんでしゅね」
  ナナ:「だーかーらー、パパと呼ばないでチュチ!
      ボクは作法指導係だから!」



  りん:「本当に嫌われちゃうチュピよ
      クラちゃんと仲良くするのよ」




  クラ:「ナナたん、りんちゃんさん、ボクはどうしたら」
  ナナ:「時間かけて信頼関係気づいていくチュチだよ」
  りん:「そうよ、年が近いから大丈夫チュピよ」


 何だかすぐには、仲良くはできないみたいです。
 確かキロもクラが来た時、そっけない態度をとって
 心配していました。
 時が経てば、家族だと認められ、仲良くなれると
 思っています。 



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