派手なおクスリ


 『ママ〜この派手なボタン何に使うチュチかー?』
 「それは、ボタンじゃないのよ、ナナ、
  ナナが嫌いなお薬よ」
 

 『ふぅーん ずいぶん薬にしては派手チュチね
  何のお薬チュチかね。』
 「パパには内緒だけど、痩せる薬よ」

 『それならボクには関係ないチュチねー』
 とお皿の外にぶっ飛ばすナナ君
 「ナナ、違うことして遊びなさい!」
 と引き離される。
 ……しばらくして戻る、ナナ。

 あっ、かなり減ってるチュチ!
 ママ、お薬飲みすぎたんじゃないのかな。
 だって、ママ、お顔が腫れてるもん。
 「不思議なマルモちゃん」みたいチュチ〜

 ボクも1つ試してみるチュチ!
 「ナナ、赤いキャンディ食べたら
  卵に戻っても知らないからね」
 『ギャピィィィ〜〜』