可愛い子には?


  ナナ:「これ、何だろう?」



  ナナ:「入っていいチュチかな? りんもいないし
      お邪魔しますチュチ」




  親亀:「入りましたね」
  子亀:「入ったでしゅ」
  ナナ:「行き止まりだな、ここは」



  親亀:「お客さん、ここからは別料金なんです」
  ナナ:「ボクはお金ないチュチ」
  ポン:「なんかあやしいですね」
  子亀:「格安料金で竜宮城までいけまーす
      帰りにお土産ももらえましゅよ」




  親亀:「だまされたと思って乗って下さいよ」
  ナナ:「ポンデさん、ちゃっかり乗っちゃってるし……
      ママにも聞いてこないとなぁ」




  ナナ:「可愛い子には旅をさせろといつも言っていたから
      ボクは行っていいチュチだよね」
  親亀:「出発進行!」




  ナナ:「なんてね。竜宮城なんて行かないチュチよ
      お土産はアレだよね。
      もしかしてヨーダさんは行ったのかな?」




  りん:「ナナたん、どこか行ってきたの?
      またポンデさんと遊んでいたのね」


 ちょっと出遅れ、
 哀愁を帯びた、りんちゃんの後姿でした。



にほんブログ村