男はつらいチュチ

 何かと私が忙しくしていると、
 我慢しているのがナナ。
 りんは頼んでもないのに私にべったりで
 突き放すと、義母のおうちに飛んで行って
 愚痴を聞いてもらっているみたいです。


 でもナナも寂しくなると、私の傍にやってきて
 意地らしくアピールしてきます。
 「ああ、我慢しているんだなー」
 と思い、ほんの5分でも一緒に遊んであげることにしています。


  

  ナナ:「ちょっとぉー」



  ナナ:「ここ、ボクの縄張りチュチだよ」
  メロ:「りんちゃんよりはおとなしいですから」



  ナナ:「だからさ〜なんでボクの真似するチュチ?」
  メロ:「楽しいです〜」



  ナナ:「なんか、りんと一緒にいるみたいだな」
  メロ:「光栄です 厳しく指導されましたから」

   私:「ナナ〜おやつよ、おいでー」
  ナナ:「はーい」



  ナナ:「イチゴですね。りんより先に食べていいチュチ?」
   私:「フフ、いいわよ」


  りん:「なんだか甘い匂いがするチュピ」



 とあっという間に、りんが匂いを嗅ぎつけてきました。

  りん:「あー、ナナたんズルイ! イチゴとニンジン」

 もう、ナナは危険を察して逃げました。




   私:「こらこら、仲良く食べないとだめよ」
  りん:「ナナたんが勝手に飛んでいったんじゃない」
  ナナ:「ボクだって、まだ一口しか食べてないチュチだったんだよ」
  りん:「じゃあ、食べればいいチュピ!」



  りん:「大きいから一緒に食べましょう」
  ナナ:「いいよ」



  ナナ:「いつもそう。結局ボクは端の方に追いやられるのさ。
      男はつらいチュチよ」
  りん:「なんでっ」(ピスタチオ風にね)


  ナナのこの切れのある「首かしげ」が
  (前面にあったニンジンをりんが落としたのでナナが死亡確認中)  とっても愛おしく思える今日この頃です。



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