私が外出先から戻り、手洗い、うがいをしていた時のことです。
「ガラガラガラ〜」
とうがいの音をさせると、りんは楽しそうによってきます。
そして、そのコップの水がおいしく見えるのか
「お水、欲しいチュピ」
というようなお顔をしたので、
「りんもウガイするの？」
とそばに近づけると、ウガイどころかゴックン。
すると、ブルルルルーーーンと
体を震わせました。
そうなんです、私は母からもらったウメ酢でウガイしていたのです。
もちろん薄めて使用していますけれど、りんは普通の水だと
思ったのでしょうから、驚いて固まってしまったんです。
しばらく動きませんでした。
私がすぐに、綺麗な水を汲んで差し出しましたけれど
同じコップだから拒否されました。
だから、もう一度すすいで、近づけると
おそるおそる飲んでいました。
「アタシは酸っぱいの苦手チュピだったとです」
