先に見つけたのにぃー

 今朝の出来事……
 昨日使った、あまり使わない鍋を片付けようとしていた時の事。
 高い棚の扉を開けると、ナナが
 「クイイィィー」
 と言って歓喜の声をあげている。
 どうやら、探検してみたいらしい。
 ナナは丁寧におそるおそる棚に近づく。

 そこへ、りんが飛んできて、お鍋の中に直行!
 ナナ、「アーッ」という表情!

 「もう、どうして、りんはすぐに入るチュチかねー」
 「あっ、お兄タン居たチュピでしゅかー」

 毎日、似たようなケンカしてますけど、なんとか
 流血事件にまでは至らないので、自由にさせています。


 でも、ふと思います。
 りんはやはり、一羽で飼ってもらうお家にお迎えされた方が
 幸せだったのかなーって。
 私もなるべく、ふたりの間に入って仲裁して、
 りんを抱き締めてやると、りんはキーキー騒いで
 「仕返ししてやるー」
 みたいにすぐナナに向かっていきます。
 本当に、ナナの事が好きで追っかけているのならいいのですけど。
 りん、ナナお兄タンのイジワル許してあげてね。