去年の8月に実家の両親と、弟家族で石狩市の「はまますキャンプ場」に行った。
弟は仕事で参加出来なくて、日程をずらそうとも思ったが、お盆をはさんでしまうので決行した。
テント2つ、スクリーンテント1つ、少々ハプニングもあったが無事に立てて、焼肉を食べ1日目終了。
2日目は、両親とルークとナナはテントに留守番で、私達は海へ。
と言っても、私は林家パー子でカメラ係。
天気がすごく良かったが、ビーチボールが風でとばされる。
おまけに私は昨日酔っ払ってコンタクトの片方を紛失し、眼鏡でビーチに出て、日焼けを気にしながら撮影したり遊んだりしていた。
そして夕食。たいして何もしていないのに、お腹はすく。
夕食の途中、マー君(甥)が騒ぎ出した。
「ばあちゃん、来て! テントに虫がたくさんいる!」
と言って私の虫除けスプレーを持って行き、かけまくっている。
私は
「それはフマキラーじゃないから死なないよ〜」
とか言いながらも動かないでお酒を飲んでいる。それが一段落したころ、日も落ちてきて薄暗くなってきた。
すると私達のテントのスクリーン部分にいたナナがチュイーチュイーと鳴き始める。
暗くなって来たからナナが不安になって私を呼んでいるのかと思い、ようやく私もナナのそばに行った。
すると、な、なんと、私達のテントにも、数え切れない程の「ハネ蟻」がいた。
そして、そのハネ蟻たちは、ナナのゲージにも侵入していた。
止まり棒の所に、潰されたハネ蟻が2、3匹いた。
でも、ナナは1人では闘いきれないと思い私を呼んだのだ。
突然現われた、変な虫達にナナは驚いたことだろう。
私は移動用のゲージにナナを移動させ、今度は私とハネ蟻の戦いが始まった。
全身に鳥肌がたっていたが、父からガムテープを借り、とにかく虫たちを
「貼り付けの刑」にした。
意外と短時間で退治できた。まだ一度も飛んでいない、ハネ蟻たちには罪はないが仕方なかった。
私はナナのゲージを掃除し、テントの中の方も確認し、ナナをゲージに戻した。
ナナは疲れ切った顔をし、そそくさと入ってすぐに目をつぶって眠り始めた……
今、考えると何故キャンプに「ガムテープが必要なのか?」と思っていたが、初めてすごく役に立った。
来年からのキャンプの持ち物に、「ガムテープ」を加えようと思う。