カサカサ……
ふと見上げると、
りんが、遊んでいました。
実家のルルちゃんが、以前夢中になって遊んでいたおもちゃ。
興味のない顔をしていたりんですが、
上に乗って遊んでいました。
りん:「アンタも乗りなさいよ」
メロ:「でも……」
りん:「暑い日は木の上が涼しいチュピよ」
メロ:「でもあれは本物じゃないです」
りん:「わかってるわよ。メロに言われなくても!」
ナナ:「りん、いじめちゃ駄目チュチだよ。
それが一番暑苦しいよ!」
りん:「ナナたん既に夏バテの顔になってるチュピです」
りんは扇風機の風が来るところに仁王立ちして、
ウトウト寝ているときがあるんですよ。
りん、ナナにも涼しい場所を教えてあげてね。