ミラノコレクションと言ってもファッションショーの事ではない。
新日本プロレスの選手
『ミラノコレクションA.T.』
の事だ。
プロレスファンなら知っていると思うが、彼はまだ33歳だが先日引退した。
理由は
「両目下直筋下斜筋麻痺」
ボクサーや格闘家に多い、目の病気だ。
リングロープが8本位に見える視力の中で試合をこなしていたが、今年の契約更新の時に引退を決意した。
私が初めて彼を見たのは2006年、夫に「チケット代を出してあげるから一緒に行こうよ」と言われ、「タダ」に弱い私は同伴した。
その時に「なんだこの名前、ププーッ」と笑っていた。
見ると、愛犬「ミケーレ」(透明犬でリードと首輪しか見えない)を連れてモデルを思わせるような颯爽としたスタイルで登場。またコスチュームがオシャレだった。
特別なファンにはならなかったが、ちょっと男前だったから残念に思っている。
そんな彼は昨年10月に合格率15%という『宅地建物取引主任者試験』に合格したという。
そう、彼は勉強家でもあったのだ。その他にも「東洋医学」の勉強も熱心に学んでいるという。
新日本プロレス側としては営業本部長みたいな形で残ってほしいみたいだが、彼のこれからの進路が楽しみだ。
私としては、モデル業も復活させて「ちょい悪ミラノ」を見てみたい気がする。
プロレスを八百長のスポーツだと馬鹿にする人も沢山いるが、私はそう思わない。
観客に自分が鍛え上げた体や技を見せる「エンターテイメント」だと思う。
月並みな言葉だが、本当にいつも危険と隣り合わせの職業である。
だから、それを見る人達は純粋に楽しめばいいと思う。
また、今度プロレスの事について語りたいと思う。
写真は2009年7月22日の旭川大会の模様。
選手の動きが速く、リング照明がまぶしくて、撮るのが難しく不鮮明をお許しいただきたい。