低いの 高いの

 今日、実家へ行くと、足をタイタイしていたクラも
 腫れがひいて、すっかり元気になってました。

  ナナ:「クラ、足はまだ痛むチュチかい?」
  クラ:「もう、ズキズキはなくなったでしゅ」




   私:「クラ、本当はまだタイタイなんでしょ」
  クラ:「だめでしゅよ、カメラむけても。
      いたくもないのに、アンヨなんかあげましぇんから」
  ナナ:「クラは正直者チュチだね」




  りん:「何よ、ナナたん。若い子の前で優しくしてるチュピ
      でもここで嫉妬したら負けよね」




  りん:「ここは、大人の女性をクラに見せつけなきゃ
      ナナたん、いつもご苦労様〜」




 それを見ていたクラ。
 すぐに実践。


  クラ:「こーやればいいでしゅね」
   私:「似てる似てるよ」
  クラ:「キロたん、もすこししゃがんでくらしゃい」




 ナナとりんみたいに姿勢を低くしてカキカキするのに対して
 キロとクラは背伸びしているみたいに高い位置でカキカキする
 なんか対照的です。


  クラ:「だからぁー、キロたん、せをひくくしてクラしゃいよ」
  キロ:「ボクはこの姿勢が楽なんだよ」
  クラ:「クラはせがひくいんでしゅから」
  キロ:「チビのくせに、先輩に従いなしゃい」  




  ナナ:「うるさーーーーい。喧嘩ならあっち行くチュチ!
      キロも少しはクラの面倒を見てあげなさい」
  キロ:「ギャギャギャーーー」
      



  クラ:「ナナたんにおこられて、
      キロたん、ふきげんになったでしゅよ
      こどもでしゅね」
  キロ:「ボクだってボクなりに……やってるつもりでしゅ」


 末っ子生活が長かった子は、
 いつまでも末っ子でいたいようです。



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