仲間はずれにしないでよ

 先日、実家の近所のガーデニングショップに母と行ったんです。
 30分程の時間だったと思いますが、戻って見ると
 下にはクラが残されているだけで、3羽がいません。




   母:「クラ、2階に行けないから1人ぼっちだったのね」
   私:「クラ、おいで!」


 とクラを肩に乗せ2階へ。


   私:「コラッ、あなた達、なんで誰か下に残ってあげないの!
      クラちゃん独りぼっちだったのよ」


 と大声で怒りました。
 クラも私の大声に少し緊張していました。


 ナナ、りん、キロは一斉に
 「だって、だってーーー」
 と言い訳のような鳴き方をしています(少し可笑しかったけど)


   私:「クラ、これでいい? みんな反省してるみたいだよ」
  クラ:「なんかクラちゃんが、おばちゃんにつげぐちしたみたいでしゅ
      また、いじわるされるかもしれましぇんよ」
   私:「大丈夫よ、そんな子たちじゃないから」




  クラ:「やっと2かいにこれたでしゅ」



  ナナ:「クラ、ごめんチュチ、すぐに戻ろうと思ったけれど
      りんとキロが遊んでいるの見ていたら楽しそうで……」
  クラ:「いいでしゅよ、みじかいじかんだったから
      ひとりであそんでました」



  キロ:「おいでって、言ったでしゅよね。
      羽をこうやってパタパタしたら、飛べるでしゅよ」



  りん:「バカねー、キロ。クラは羽が短く切られてるから
      飛べないって何度いったらわかるチュピなの。
      でもね、クラ、アタシも幼い時は階段1段ずつ飛んで
      あがったのよ。根性ないわね」
  キロ:「でも次の日、病院行ったんでしゅよね、疲労で!」
  りん:「余計なことを言わないでチュピ!」





  クラ:「みんなこどものころは、いろいろあったんでしゅね
      クラもがんばりましゅよー」



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