悲喜交交 悲編(5月5日)

 昨日とは違っていつもの朝を迎えました。
 ナナとりんに
 「キロとクラ、ココちゃんの世話をしてくれてありがとうね」
 とカゴの掃除をしていました。


 すると夫のスマホ(マナーモード)から、ブーブッブブーと
 ラインの音が頻繁に聞こえてきました(夫はグースカ中)
 まだ朝の7時だよ、おかしいなと思ってこっそりのぞいてみたら、
 職場のラインで目を疑うような内容が!


  私:「ちょっとぉー、一度起きてライン確認しなよ〜」
  夫:「何だぉ〜 むにゃむにゃ、えぇーーーーーー!」


 昨晩、夫の同期が急逝したという知らせでした。
 連休中に息子さんの住む札幌へ行き、もしかして調子悪かったのかな
 1人だけ部屋に残っていたらしい。
 家族が買い物から帰ると、倒れていて救急車を呼んだけれど
 帰らぬ人となってしまったと。


 いやー、家族団らんをしていた家族が、地獄に突き落とされてしまったような
 きっと現実をなかなか受け止められない
 複雑な気持ちを考えると、言葉で簡潔には表せないです。
 その人は、私達がディズニーランドに居る時、電話くれたんだよね。
 仕事の確認内容だったんだけど、その時が夫との最後の会話となったわけです。


 その亡くなったМさんとは名前を良く聞くばかりで会ったことはないのですが
 私と同じ歳のハトコが
  「抹茶の点て方を教えて」
 と言われ遊びに行った時、偶然来ていて一度会ったことがあるんです。
 その時に世の中は狭いと言っていたんですよ。 
 だから奥さんも同じ歳だし……これから再就職先を決めたり
 有給消化で家族旅行なんかも話していたのかも知れないし、
 その家族の気持ちを考えるとね、胸が苦しい。


 心の中がモヤモヤ、ざわざわ。
 今日は午後から焼肉の会があるのに……テンションがあがらない。
 でも午前中に野菜の仕込みを始めたのでした。


 夫は日曜日の通夜と月曜日の葬儀と出席し、同期を見送ったのでした。
 Мさん、突然で心残りがたくさんあるでしょうが
 安らかにお眠り下さい
 ……としか今の私には言えないです。






  ナナ:「そんなことがあったチュチですね」
  りん:「友だちがいなくなると寂しいチュピだものね」




  りん:「うちのパパは大丈夫かな?
      お酒飲むから心配チュピ」
 




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