ルルとマシンガン

 実家のルルちゃん。
 朝、目覚めると景色が違うのがわかったのか
 私の胸元にもぐりこんできました。


 まずはりんのお家から掃除するため、ナナ、りんを放鳥すると
 りんはルルのカゴの前に行き、毛を逆立てて、
 ドンパチをけしかけました。
 それもすごくてね、りんを落着かせようと触ったらガブされました。
 きっと、すっごく面白くないのでしょうね。



  ルル:「ルルは売られたケンカ買っちゃったれしゅ。
      悪い事れしゅか?」
   私:(はいはい、自慢できることではないですよ)




  りん:「お、覚えていなさいチュピよ」
  ルル:「腕力ならゼーッタイ負けないれしゅからっ!」


 今日の午前中、りんは1階の義母のおうちに行って
 帰ってきませんでした。
 それはそれで私は楽だったのですが、
 ルルを連れて下に様子を見に行ったり、りんがいじけないように
 したつもりですが、午後からはみんなを2階で遊ばせるため
 下へのドアを締めました。


 するとボイラーの所で、りんとルルのドンパチが始まりました。
 きっとルルが一番いい場所を取って、
 ナナが物干し竿の端の方にいたから、
 余計ムカついたのかも知れません。
 ドンパチというより、りんのマシンガン攻撃が始まりました。
 私は怒声と悲鳴と、何かを振り回し喧嘩を止めました。
 そして、りんを大声で怒り、りんはマイハウスに逃げ込みました。
 自分が勝ったのだと勘違いしているルルを捕まえて、
 「連帯責任だから、2人とも反省しなさぁーーーい」
 と言い聞かせました。



 りん:「フフッ、ちょっとガツンとやってさしあげたチュピよ
     あの小娘、受け身だけで手も出してこなかったじゃないの」

 そうなんです。りんはルルの背中あたりをクチバシで
 つついていたように見えました。
 でもどちらも流血していない所を見ると、威嚇程度?
 手加減はしたのではないかと思います。
 いつもは自分から引くりんですが、この時は違ってました。
 私がレフリーストップしなければ、永遠に続きそうでしたから。



 ナナ:「お、女ってコワイ……」


 物干しの一番遠い端っこにいたナナ。
 あのバトルの最中、ウケケケケケ、ウケケケケケって
 ずっと言い続けていたんです。
 終っても興奮さめやらぬ顔して、ずっとね。

 もしかして、りんを怒鳴りつけちゃったから
 「可哀相、ひどいチュチ」
 と言っていたのかもね。
 ナナはボイラーの一番好きな場所を、よくりんに奪われていたから
 ルルが来ても譲ってあげていたのですよ。




  ルル:「あー、つまんないれしゅー。
      キロちゃんとママ、何してるれしゅかねー。
      ルルだけが辛い修業しているれしゅ」



 ルルはやること、ほぼりんと一緒。
 ナナのお家に入っては、ゴハン盗んで食べてます。
 黙認しているナナもおりこうさんです。
 でも、ルルをカキカキしているのを見ると、
 やっぱり嫌みたいで、寄って来ます。

 りんとルルの歩み寄りの変化がホームステイ中に見られれば
 嬉しいのですが、果してどうなることやら。
 写真より、監視の方が多く、文章だらけのブログに
 なるかも知れませんね。



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