5年前の今日の出来事

 5年前の今日、わが家では大変なことがありました。



 その頃のりんは、まだ4カ月ぐらいで
 お化粧、上手に出来てないですね。



 ナナも今までの生活が一変したから
 何をするにもついてくる、妹分がうっとおしく
 思っていたころかも。
 (一緒に暮し始めて2カ月)



 このミニキャリーをここに置いておいたのが
 悪かった。
 たまにイザコザになっていたのを知りつつ、
 りんの遊び場として使っていたから。
 ナナだって、たまに入りたくなる。




  ナナ:「そうなんですよ、これ5年前のボクです。
      あの時のことは良く覚えているチュチ。」

 と言ってナナ氏は、ゆっくりと語りはじめた……。


   ボクがこのミニキャリーに入っているのを、
   りんに見つかっちゃって、いつものようにすり抜けようと思ったら
   彼女のガブパンチが僕の左目あたりにコツンと当たったんだ。
   なんか痛いなー、なんか水かぶっちゃったと思って、
   何かにこすりつけて拭いていたら、ママの悲鳴が聞えてきてさ、
   自分で鏡みたら
     『なんじゃこりゃーチュチ』
   と変な雄叫びをあげちゃったです。


   この写真この角度からだとこんな感じだけれど
   ママがごめんね、ナナごめんねーー、
   と何回も言いながら、流れてくる赤いものを抑えてくれた。


   でね、その時の反対側の顔はね、



   こんな感じだったチュチです。
   お写真は初公開です。
   さすがのママも、赤いのついているのがハッキリしているのは
   これ1枚だけチュチなんだって。
   ちょっと一度流血が落着いているときの1枚だからね。
   だって出血多量で死んじゃうかと思ったって。


   ママはボクの顔をご丁寧に濡れタオルで綺麗に拭いてくれて
   ボクはそれを乾かそうとして、
   また傷口をさわっちゃって、ダラダラ〜って
   たくさん流血したチュチです。
   ボクはどうしていいかわからず、
   また悲痛な声で鳴いてしまったチュチ。
   今度は血がとまらなくなって、病院に行って
   そこでも止まらず、夜の10時頃にやっと止まったと
   ママが言ってました。


 本当にこの時は焦りました。
 病院から帰ると、待っていたのか、りんが悲痛な声で鳴きました。
 それは
 「ごめんねー」
 と子供同士ケンカして、親に「謝んなさい」と怒られ、
 泣きながら謝るイントネーション(語尾上がる)みたいで
 ただごとではないという事が、りんにもわかったんでしょうね。
 私がりんを全く怒らなかったことも、見捨てられたと
 思ったのかも知れません。
 

 流血がなかなか止まらないナナでしたが、
 幸いゴハンはガツガツ食べたんです。
 先生にも
  「これ、ヤケ食いですねー」
 と笑いながら言われました。
 その時、初めてインコでもヤケ食いするものだと知りましたよ。
 
 最初、どこが傷口かわからず、目から血が出たのではないかと
 失明するのでは……と不安でした。


 それから流血もなく、軟膏を塗るのに難航しましたが
 今までと変わりなく、りんに接してくれるナナに感謝です。
 そして、今、ナナもりんも元気で私のそばに
 寄り添ってくれているのに本当に感謝です。


 でも、この数日後、実家の初代そらちゃんが行方不明になり
 みんなで探しに行って泣いたという
 悲しい出来事も起こった5年前の10月でもありました。



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