です

 実家の母が、朝、鳥カゴを掃除するとき
 ルルがなかなか出てこなくて、手を入れるとガブするから
 軍手の2枚履きして、つかんでいるのですが、
 その軍手を見せるとキロが異常に興奮するというのです。



 「ルルがいじめられていると思っている?」



 扉を開けると、ご機嫌で、
 上にルル、下にキロが遊んでいます。
 面白い事に、この状態のキロ、アホウドリみたいに
 簡単に捕まえられるんです。
 というか、手を出すと、オエッオエッとゴハンまでくれようと(汗)
 でも、
 しばらくするとルルがキロの陣地に入って、ハードなドンパチと
 悲鳴が聞えてくるので、戸を閉めました。


 何度も2羽は私を呼びにきますが、無視していました。
 あまりにしつこいので、貼り紙を。



  ルル:「あれ? なんて書いてあるんれしゅかね?
      キロたん、教えてれしゅー」


  キロ:「えぇぇぇぇーーー」



  ルル:「なんて書いてあったんれしゅか?」
  キロ:「です。」



  ルル:「デス。? それだけれしゅか?
      それってどうゆう意味なんれしゅかね」
  キロ:「実はさ〜、ひらがなしか読めないんだ ハズカシ……」
  ルル:「もしかして、今、流行のデスノォトじゃない」
  キロ:「誰の名前を書かれたんだろう コワイでしゅ」 



  ルル:「こうして、ゲリゲリしちゃえばいいれしゅよ。
      年上のくせに、本当に頼りないれしゅ。
      ルルはちゃんと学校で漢字の勉強するれしゅよ」



  りん:「アタシは広告をゲリゲリしながら、
      漢字を覚えているのよ。
      キロはゲリゲリできないから、一生漢字読めないわよ」


 そうなんです、キロ。
 いまだに、紙を細長く切ることが出来ないんですよ。
 みんなの切ったのを、拾って丸める係りです。
 


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