ばらばら de いっしょ

 今日は茶道の稽古日なので、
 いつものように朝、実家に向かいました。



 ナナ:「本当にソラは遠くに行っちゃったチュチかな?」
 りん:「そばにいるような感じチュピ」



 キロ:「どうぞ、ソラちゃんにナムナムしてあげてくだしゃい」

 今日は朝から雨降りなので、
 お部屋にお水と餌をあげたそうです。
 (餌は散らかすので撤去)



 ナナ:「ソラ、お猪口で冷酒飲んでいるチュチかね?
     ボクはヌル目が好きだよ。」
 りん:「えっ、ソラってお酒飲めたチュピ?」



 りん:「ナナたん、アタシもいける口かも〜♪」

     (あくまでもお水ですから〜)


 能天気なナナとりんに比べ、まだ寂しさから
 逃れられないキロ。
 水浴びをしたいけれど、なかなか踏み切れない状態。
 水場に誘っても



 まっさきに浴びちゃうナナ、



 と、りん。


 キロちゃんひとりで取り残されて、私と母で
 懸命に水浴びしようと誘い、
 ナナとりんもまた戻ってきて、見守ると、



 キロ:「ほんとうは水浴びしたかったんでしゅ
     でも、ソラちゃんと一緒にできないから……」



 キロ:「我慢していたんでしゅよー。」


 キロは理解してくれたかどうかわからないけれど
 今日、帰る前に
 「ソラちゃんは、遠いお国に行ってしまったけれど、
  ナナとりんは、もう少ししたらお家に帰るけれど、
  ばらばらで一緒
  離れていても、みんな家族だよー」


 って。


 この言葉、私がよく通る浄土真宗大谷派の壁面にかけてある言葉。
 本来の意味は、みんなそれぞれ個性があるけれど
 みんな同じ人間だよってことみたい。
 金子みすずさんの
 「みんなちがって みんないい」
 もそうらしい。


 私の使用目的は違うけれど、いい言葉だなーって
 あらためて思いました。



 キロ:「ばらばらでいっしょ? 
     ソラちゃんも覚えておいてくだしゃいねー」


 こんなふうに、ソラの写真を眺めているキロ……
 この姿を見ると涙腺がゆるくなっちゃいます。
 キロちゃん、強い子になってね。



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