身代わり

 りん:「ナナたん、やっぱり雪というものが降ると、寒く感じるチュピ」
 ナナ:「そうだね。ストーブを消されると少ししたらブルッとくるチュチ」

 

 りん:「ママは体温計温度計見ながら調節しているけれど
     場所によって寒いチュピ」
 ナナ:「そうなんだよね、そんな時はボイラーの上で暖をとるけれど
     最近はりんが、大股開いて陣取っていて、
     ボクは場所を譲っているから、風邪をひくチュチ」



 りん:「ナナたん、ごめんなさい。
     りんちゃんの事、キライになっちゃったチュピ?」
 ナナ:「べ、別に……」


 りんが甘えながらせまってきたぞ。
 どうする、ナナ!



 ナナ:「ロク、君はボクの身代わりするチュチよ」
 ロク:「えぇーっ」
 りん:「それでね、ナナたん、りんはナナたんにマフラーでも
     編もうかしら……」
 ロク:「あ、ありがとうでチューヂィー」
 私 :「ナナ、風邪でもひいたの? 鳴き方が変よ」



 ロクとはイタリア製の小鳥。
 ナナが自分より早くからいた住人なので
 自分が7(ナナ)なので、6(ロク)と名付けた。


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