朝の情報番組から

 うちが朝起きるとすぐに見ていた「ズームイン 朝」は終了してしまった。
 習慣で同じ局のを見始めたが、なんだか気に入らない……
 特に後ろのひな壇が(笑)
 夫も今は不在なので、8時まではテレビをつけないことにした。
 すると、ズームインのメイン司会者がテレ朝で「モーニングバード」というのを始めていた。
 彼も長年のズームインのポーズが体にしみついており、ついついあのポーズをやってしまう。
 だから視聴者が勝手にポーズをファックスやハガキで送ってくれているらしい。
 近いうちに、ポーズが決まるらしい。


 その番組の水曜日のコーナーに島谷ひとみが出ていた。
 彼女は人生を豊かにするための小さなチャレンジを毎週行なう「ちょいチャレなでしこ」
 その企画で「東京で、空いている時間にできるボランティア」を体験。
 もちろん東日本大震災の被災地で連日行なわれている「ボランティア活動」。
 訪れたのは、高田馬場にある「ピースボートセンターとうきょう」。
 まず内容の説明を受けたあと、自分が参加できる時間を申請。
 島谷さんは「朝11時から夜まで」と記入し、私は一体どんな事をやるんだ?
 と興味津々に見ていました。
 彼女がまず任された仕事は「電話対応」。
 1日に1000件以上もかかってくるというボランティア希望者からの電話へ丁寧に応えていく。
 まさか島谷ひとみが電話に出ているとは思ってないだろうな。
 この日はお昼の時間帯だけでも約150件もの問合わせがあった。
 皆んな、職場から昼休みの時間帯を利用してかけるのが多いからだそう。
 やはり土日に集中してしまうから、「その日は既に締切った」と
 丁寧に伝えていた島谷さん。
 「もう一度、日にちを友達と相談してみます」
 と言われ、思わず
 「ありがとうございます」
 と自然にありがとうという言葉が出てしまったという島谷さん。
 もう何年もやっているかのような電話応対でしたよ。


 続いてのお手伝いは「支援者から託された救援物資の仕分け」です。
 包帯や傷薬などの常備薬を小分けして、被災者それぞれに配るためのセットを作る。
 軽作業なので、腕力のない女性やお年寄りでも無理なく行なえます。
 地味に見えるかもしれませんが、とても大切な仕事のひとつなんですって。


 その他、「寄付された鍋を大きさ別に分けて箱詰めする」という仕事もありました。
 その送られてきたフライパンを見て、少し唖然としたよ。
 自宅に余っているものかも知れないけど鍋底が汚いものとか結構あったよ。
 食器なら貰い物とか使ってないものはたくさんあると思うけどね。
 まさか汚いの被災者にあげて自分たちは新しいのを購入しているんじゃないだろうね、と性格の悪い私は思ってしまう(笑)
 とりあえずの繋ぎのつもりで送ってくれたんだろうけどね……
 彼女も本当に使えるかの見極めが大変だったと何度も言ってたし。


 現地で中身がすぐにわかるよう、数量を記載したラベルを箱へ貼っていく。
 これは台所事情に通じた主婦の目線が大いに発揮できる分野です。
 島谷さんは「煮込み料理を作るなら、フタもあったほうがいい」という提案をし、
 鍋の大・中・小をワンセットにして「フタつき」と更に記入して箱につめてました。
 結構、テキパキと仕切ってましたよ。


 島谷さんは、箱詰めするとき
 「自分が友達にプレゼントするならの気持ちで詰めた」
 ような事を言っていた。
 現地でのボランティアも必要ですけど、こういう陰で支えているのもあるんですね。 


 あっ! ボランティア説明会で使用される資料の作成も欠かせないんです。
 1回の説明会で200部以上も必要となるんだそうですよ。
 帳合なら、私、得意なんですけどね……