ナナちゃんへのお願い

 「ねえねえナナちゃん、ママお願いがあるの」
 『何チュチねー?』


 「あのね、お電話してる時、ママがお願いする時以外は大きな声で鳴かないで欲しいのよ」
 『何故チュチかねー、あれはボクのファンがかけてくる電話チュチよー』


 ナナは私が電話で電報をお願いしてる時、寄ってきて
 「ぴぃぃぃーーー」「ちゅいーーー」
と大きな声で受話器に向かって鳴き出した。
 いつも、実家や弟の家に電話する時は、声だしさせていたから、
そういうものだと理解してしまったらしい。
 それに、電話を抱っこしてるのも気に食わないらしくてー(汗)


 『ボクは嫌われてたチュチなんだねー』
 「そんなぁー、ママはお願いしただけよ。そんな顔しないの」

 『わかったよ、ママ。ボクいい子になるよ。
  ところで、昨日のマザコン属ってどういう意味チュチかな』
 「マ、ママを守ってくれるコザクラ男子の事よー(大汗)」