私が住んでいる街に、『三番館』という老舗デパートがある。
ほんの少しだけ駅前からは離れていて、大型デパートのような華やかさはないが、お客を大事にするお店だ。
20代の後半頃、その店に可愛い和雑貨が置いてあるのでそれを購入した際に、イベントがあるので遊びに来て下さいと招待されたのがキッカケで通う事になった。
私が驚いたのは、着物の安さである。作家ものでも担当者はお勉強してくれる。
そして、タマにすごい掘り出し物もある。函館から交通費を出しても安いと着物を買いにくるお客さんもいるそうだ。
ジュータン類もすごく安い。私も、私の親もジュータンを三番館以外で買った事はない。
そして店内でイベントをやる時は、無料で緑茶とかダンゴや饅頭、お椀に入った蕎麦などが休憩所で食べられる。それはごく少量だが、それを目当てにたくさんの人が足を運ぶ。そして気分を良くして何かを購入していく。ただ売ればいいという店とは違っていていい。
そして三番館は、大の阪神ファンである(経営者が?)。
阪神が試合に勝った翌日には『勝油(しょうゆ)煎餅』が買物をすると貰える。リーグ優勝なんかすれば、その煎餅が巨大化したことも(笑)。
今日の写真は三番館の駐車場から見える白い壁に、阪神と日ハムの選手の絵が描かれている。
以前は阪神だけだったが、日ハムが北海道に来てからは、一緒に応援している。
三番館さん、いつまでもお客を大事にして繁盛して下さいね。