今日は金曜日。
実家へ行くと、ナナはいつものように
水浴びをしようと、みんなを誘う。
マロンもみんなが洗面台の方へ移動しているので
体を乗り出して見ているが
なかなか行こうとしない。
「よし、今日はマロンも連れて行こう!」
と、私の一声で
ナナ、りん、クラが協力してくれた。
ナナとクラは交代で、ロープの所まで一度戻り、
洗面台の方へ何度も飛んで行く。
必死に行き方を教えているようだった。
でも慎重なクラは身を乗り出すだけで、動かない。
それで、アミでマロンを誘導して、
アコーディオンカーテンを閉めた。
ナナ:「いいかい、マロン、りんとクラが
色々とお手本見せてくれるから
よく勉強するチュチよ」
マロ:「はいっ」
クラ:「そしてこーするでしゅよ」
マロ:「なーるほどでチュ」
マロ:「でも、マロンは寒いのでやりたくないでしゅ」
ナナ:「嫌ならいいチュチ。でもみんな必死に
教えてくれているから学習していくんだよ」
クラ:「ナナたん、体が冷えて来たでしゅ
疲れたでしゅ」
ナナ:「うーむ、インフルエンザになったら困るチュチ」
りん:「ちょっとアンタ、どうするチュピ
アタシも体を乾かしたいのよ」
マロ:「………」
りん:「聞いているのマロン、アンタが浴びないとぉー」
マロ:「ひぃひぃーーー」(裏側に逃げている)
私:「りん、そこまでやったら虐待よっ!」
ここで水浴び会はオヒラキ。
りんは、母にも「マロンを虐待したのぉー」
と言われショボン。