寂しさを埋めるものは……

 ライバルがいなくなり、紅一点の女王様はアタシよー
 と益々強くなっていくりん。
 一時はキロあんなにいい仲だったのに、
 「女心と秋の空」みたいに変貌しております。


 母が言うには、
 「りんちゃん、キロが一番弱い状態ってわかっていて
  やっていると思う。
  それがりんちゃんなりの愛情の表現の仕方かわからないけれど」



 でも、今回は私が一緒なせいか、
 少しかお上品にしていましたがね。
 りん自身がイライラして私にガブしてくるんです。
 そのたびに、追っかけっこです。



 ナナも横に来て、間に挟まれているキロ。
 少し緊張して痩せているね。




 私がうがいしていたら、やってきたりん。
 水浴びしたい顔しているから、準備したら
 キロもやってきて




 仲良く水浴びしているように見えますが、
 りんの視界に入ったら、追い払われてますから
 りんがお尻を向けているときに、そーっとね。



 あっ、りんが振り向いた!
 キロちゃん、尾行下手な刑事のように知らんぷり。




 あー、キロちゃんも夢中になって、
 りんちゃんに見つかった!



  キロ:「久々にサッパリしたでしゅ。
      りんちゃんの豪快な水浴びみていると
      元気になれるでしゅ!」



 ↑ 豪快な水浴び(例)



 ちょっと寂しくなったけど、
 みんな仲間だよ。
 頑張れ、キロちゃん。






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