気になるふたり

 昨日、りんの体重を測ると、
 な、なんと、

 ヒョエーーー。
 壊れているのではないかと思い、
 他の子たちも測定したけれど、普通通りでした。
 たくさん、たくさんゴハンやお水を飲んだ後だとは
 思いますが、要チェックかも知れません。
 もしかして、お玉さん??
 とちょっと心配です。





 午後からは、あまり開けない扉に興味を持ったキロとりん。
 キロが珍しく、その場所を譲りません。 



 りんも、ちょっと甘えた感じで様子を見ています。
 りんの力?だったら、キロを追い払うなんて
 朝飯前ということは、ご存知の方は多いはず。

 りんも大人の女性になったんだ、
 暴力をふるわず、仲良く遊びたい……
 そんな成長をウルウルして見守っていたのですが、



  りん:「ドケドケーーイ ドケドケーイ りん様のお通りよ」

 あらら、やっぱり、こうなっちゃう。
 なかなか、譲ってくれなかったキロに
 嫌気がさしたのか、やはり実力行使!


 でもね、キロ、場所取られたのに
 傍から離れないの。まるで従順な部下のよう。
 たまに見に行ったら、ふたりでホケーーーっとして
 私の姿見たら、ドンパチ始める。
 


 なんか、この2羽の表情見ていたら、
 喧嘩しているというより、喧嘩しながら
 遊んでいるって感じ。
 気心がしれているからなのかな。


 全然、私の所に戻ってこないから、
 ナナに視察に行かせた?



  ナナ:「あれ? 花見でもしていたチュチ」
  りん:「えっ、なんで?」
  ナナ:「だってー、キロの顔、真っ赤だし……」



  ナナ:「ママ〜 ふたり出来上がっちゃってるチュチ
      目が座っちゃってるチュチだよ」
  りん:「キロちゃんと1本だけのつもりだったのに
      意外とキロもお酒強くて〜 キャハハハー」
  キロ:「ボクは何もしていないでしゅ ヒックヒック」


 本当に飲んでいたかは、ご想像におまかせするとして、
 今日、茶道の稽古から帰ってきますと、
 出迎えてくれたのは、りんとキロ!



 まるでカップルのよう……
 後でキロちゃん囀っているから見に行ったら
 りんの横にチョコンといるの。
 求愛していたのかしら。

 私が「もう、なんなのぉーあなた達〜」
 って言ってしまったから、怒られているのかと思い
 離れてしまったキロちゃん。 
 私が、キロよりケーワイだったみたいです。



  ルル:「年も同じでお似合いのカップルれしゅね」





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