よく、わかっている。

 洗面所にいたら、ナナが「クィィィーー」
 と雄叫びをあげた。


 このナナの声は、何かあまり入ったことのない場所に
 入る時のお知らせ鳴き。


   私:「あれ? ナナ? どこにいるの?」




  ナナ:「ここですよ、少し遊んでもいいチュチだよね」
   私:「あら、そんなとこに入ったの。
      いつも入らないのに」



  ナナ:「今日は入るすき間があるチュチですよ。
      フワフワして気持ちいいです」



  りん:「えー、ナナたんアタシにも見せて〜。
      壁が鏡に使えるチュピね。
      ここならドレッサーいらないかしら?」
  ナナ:「ボクはここに住む気はないよ!
      バイバイ!」




  りん:「ナナたん、なんか怒っているのかしら
      ご機嫌ナナめ!(わらい)」




 そしてナナは水浴び場に移動しました。
 せっかくの探検場所を、りんに奪われてしまったから。
 でも、気分が乗らないのか、珍しくしなかったですよ。



  りん:「ナナたんって、気難しくて困るチュピ
      でもね、りんの事を見守ってくれるのは
      よく、わかっているチュピよ」




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